空手で多い怪我とその対策を徹底解説!

  • HOME
  • コラム
  • 空手で多い怪我とその対策を徹底解説!

空手で多い怪我とその対策を徹底解説!
空手というスポーツは種類にもよりますが、対人となると接触が多く、怪我をしやすいです。健康目的で空手に取り組んでいる社会人の方であれば怪我が仕事に与えるリスクもあるため、できる限り怪我の予防をするに越したことはありません。

空手のような武道はどうしても接触がつきもので、突き指程度の怪我であれば正直な話頻繁に起こりますので、怪我と上手に付き合っていくことも大切になってきます。

ここでは、空手において多く起こりうる怪我の種類とその対策法を解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

空手で怪我をしやすい部位と種類
前述しているように空手は怪我をしやすいスポーツです。その中でも、空手の動きにより怪我をしやすい部分があります。国際空手道連盟極真会館の医事委員会による統計がありますので、ご紹介していきます。
参考:http://www.kyokushin-mm.jp/10injury

空手における負傷部位
1位 足(49%)
空手における怪我の約半分は足の怪我です。蹴りの練習時に怪我をすることが多く、よく突き指してしまう部分です。

2位 手(28%)
突きなどを行うことで使用頻度の多い手も非常に怪我をしやすい部分です。突きを入れる際に親指を怪我してしまうケースや、相手の蹴りを払うときに手を負傷してしまうケースが目立ちます。

3位 顔(13%)
顔は防具でカバーしてはいるものの、あたりどころが悪いと怪我をしてしまうこともあります。顔や頭を怪我すると重症となることもあり、手術が必要なケースもあります。

4位 胸(10%)
蹴りや突きを受けた際にあばらを骨折してしまうこともたまにあり、注意が必要です。

空手で多い怪我の種類
続いて、怪我の種類について解説していきます。怪我しやすい部位と同様に、国際空手道連盟極真会館の医事委員会による統計より参照しました。

1位 骨折(41%)
本気で大会を目指している選手層での骨折が多いのだと考えられます。健康のためや趣味としての空手であればそこまでハードなメニューはありませんので、骨折のような大きな怪我をするケースは稀有です。

2位 打撲(19%)
趣味で行っている空手でも大会に出場することがあります。試合後にみてみたら打撲していることもたまにあり、選手層でなくても意外と多い怪我です。

3位 裂傷(12%)
裂傷とは、皮膚や肉が裂けた出血を伴う傷のことを指します。あまりよく見られるものではありませんが、拳サポーターの不装着や劣化による床の破損など、外的な要因による場合が多いです。

4位 捻挫(11%)
裂傷と同様にこちらもあまり見られるものではありませんが、蹴りの際に思わずバランスを崩してしまった場合や技を受けた際に足を捻ってしまうことが考えられます。

空手で怪我をしてしまう原因
空手で怪我をしてしまうケースは、蹴りによる場合が圧倒的に多いです。蹴りを入れる際も受ける際もどちらも怪我のリスクが高いので注意が必要です。

蹴りを入れる際に踏ん張った軸足の靭帯を損傷し、受ける際は受けた部分の靭帯や関節などを損傷してしまうケースが多くあります。

空手における怪我の対策はある?
空手は怪我がつきものと言っても過言ではないため、完全に怪我を防ぐのは難しいことです。ただ、怪我をしにくくする方法はいくつか存在するため、以下でご紹介します。

筋力アップ
筋トレは体を鍛えるだけではなく、怪我の防止にも大きく役立ちます。筋肉は外部からの衝撃を緩和するはたらきがあるため、蹴りを受けることによる怪我を防ぐことが期待できます。

空手において蹴りを受けるのは腕ですので、腕の筋肉を特に鍛えるのがよいでしょう。

体の柔軟性を上げる
指をはじめ体の柔軟性を上げることで怪我を防ぐことが可能です。どのスポーツにおいても柔軟性は重要ですが、捻挫や突き指なども柔軟性が関係していますので、指先までしっかり柔軟を行ってから空手に取り組むようにしましょう。

防具の装着
試合で防具を装着するのは当然ですが、練習中には防具を着用しない人は意外と多く、防具をしないことにより怪我をしてしまった、というケースも少なくありません。空手の練習中における怪我は防具をしていれば防げたであろうものも多く、練習中といえども防具の装着は必須です。

テーピングやアンクルガードのようなもので怪我の予防をするのも有効です。

空手の怪我まとめ
空手は怪我をしやすいスポーツではありますが、その分対策も多く、そこまで難しくないものがほとんどです。ストレス発散や健康目的などで始める人の多い空手ですので、継続できなくなってしまってはもったいないことです。しっかり予防を行った上で空手に臨むようにしましょう。

大阪市にある空手道場誠空会では、試合で勝つことを目指す人や、ストレス解消、ダイエット、健康作りを目的とした人など幅広い層の人が楽しく空手を学んでいます。

当道場では柔軟体操や防具の装着など、十分注意して指導を行っています。空手に興味がある方は、誠空会で安全に空手を学んでいきましょう。