疲れやすいと感じるのは運動不足が原因かも?運動不足解消について詳しく解説

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疲れやすいと感じるのは運動不足が原因かも?運動不足解消について詳しく解説

激しい運動もしていないのに、
また、猛烈に働いてもいないのになんとなく一日中疲れを感じることがあります。
さらに、休んでもなかなか疲れがとれないこともあります。
疲れやすい体質だからとあきらめる前に、
疲れやすいのはなぜなのか、
本記事で疲れと運動不足について詳しく紹介しましょう。

 

1.疲れやすい原因は?

休んでも疲れがとれないのはなぜなのか?
そもそも疲れは何が原因なのか、
まず、疲れの原因を紹介します。
現代人の生活環境は、満員電車での通勤や長時間労働など、
過酷な労働条件があります。
さらに、パソコンの普及で多くの情報に触れ、
それを正しく判断し決定しなければならないような日々で、
緊張の続く毎日が多くなっていませんか。

 

肉体的な疲労と精神的疲労が、
ダブルで発生しやすい日常の中で生活しています。
そんな厳しい生活環境が影響してか、
慢性的に疲れを感じる原因も増えています。

 

1-1.疲れやすい原因:精神的ストレス

精神的なストレスが取り払えず、
「疲れ」や「だるさ」の原因になっているケースがあります。
そんな状態が深刻化すると「うつ病」にまで進行することもあります。
精神的なストレスが原因となる疲れは、本人が気づいてないこともあり、
周囲の人々のケアが必要です。
また、ストレスの根本問題を解決する努力も必要になります。

 

1-2.疲れやすい原因:エネルギー不足

疲れと食事の関係は密接で、食事が十分にとれてなければ、
疲れが回復しないこともあります。
食事を抜いたり、規則正しく3食食べてなかったりすると、
疲れから回復するためのエネルギーが不十分で、疲れた状態が長引きます。

 

また、偏った食事も疲れが抜けない原因です。
タンパク質が不足するとアミノ酸が低下し、
傷ついた細胞・筋肉・血管などの修復が遅れ、
疲労回復に欠かせない脳内物質や、
体の維持に必要なホルモンも不足し疲労につながります。
肉や魚、乳製品や大豆食品を摂取しましょう。

 

1-3. 疲れやすい原因:睡眠不足

疲労回復に睡眠の影響は大きいものです。
質の良い睡眠を十分に確保すると疲れは回復します。
しかし慢性的な寝不足や浅い眠りが続くと、
疲れはどんどん蓄積していきます。
寝室や寝具に気を使って睡眠時間を十分にとり、
睡眠の質が向上する工夫をしましょう。
また、個人差はありますが、毎日7時間以上の睡眠時間がおすすめです。

 

2.疲れやすい日常からの解放はアクティブレスト

アクティブレストは「積極的休養」とも呼ばれる、
最近注目を集める疲労回復法です。
一般的に休養といえば睡眠・安静などの
「消極的休養法(パッシブレスト)」になります。
それに対して、疲労時に軽く体を動かすことで、
血流の改善を図り、疲労物質の排出を促す運動です。

 

もともとはスポーツ選手がいち早く疲労回復を図る目的として開発された、
疲労回復法です。
疲労の蓄積を防ぎ、新陳代謝を促進することで、
体をフレッシュな状態に戻し、次のステージに備えることができます。
以下でアクティブレストの効果を紹介します。

 

2-1.血流改善効果

アクティブレストは、誰もが無理なく行える軽い全身運動です。
呼吸器系や循環器系に刺激を与え、血流をよくする効果があります。

 

筋肉は疲労すると、筋肉内に老廃物や疲労物質が停滞し、
疲労が抜けにくくなります。
アクティブレストは循環器や筋肉をほどよく刺激し、
動脈と静脈、両方の血流を改善させ、
老廃物の体内蓄積を防止する効果があるのです。

 

2-2.気軽に継続可能

アクティブレストをルーティン化すれば、軽い運動が継続的に行え、
続けることで基礎代謝の向上も期待できます。
軽めの運動でも継続することで確実にカロリーは消費され、
運動不足解消効果が充分に期待できます。

 

アクティブレストは、1日にたった10分程度の軽い運動でよく、
あまり運動が得意でない方でも取り組みやすいのがメリットです。
自宅でできる範囲の運動で十分です。

 

2-3.ストレスが改善され心地よい気分になる

アクティブレストのような軽度の運動は、
「セロトニン」を分泌させる効果があるといわれています。
セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれる、
心のバランスや平穏を保つ役割を果たす神経伝達物質です。
セロトニンが不足すると自律神経が乱れ、
ストレスを感じ、不眠に陥りやすくなります。

 

3.アクティブレストの具体的なやり方

手軽に始められるアクティブレストの具体的な運動方法について紹介します。
アクティブレストで行う運動は、継続できて負荷が少なく、
血流改善につながる運動です。
ここでは、簡単に始められるストレッチとウォーキングを取り上げます。

 

3-1.ストレッチ

ストレッチは、職場でも家庭でも手軽に行えます。
関節周りや筋肉を伸ばして、コリをほぐす運動で、
ピラティスやヨガなどにもストレッチ運動が含まれています。
同じ姿勢を続けて凝り固まった体を、ストレッチでほぐしましょう。
身体が柔軟になり、自律神経のバランスを整えることもできます。

 

ストレッチも運動の一種となり、注意点があります。
急激に体を伸ばすのではなく、20秒以上かけてゆっくりでよいので、
しっかりと体を伸ばしましょう。
あくまで、心地よいと感じられる範囲までで、
痛みを我慢するほど伸ばすのはよくありません。

 

ストレッチ中は呼吸を止めないようにしましょう。
呼吸を止めると血圧が過剰に上昇することもありますが、
ゆっくりと深く呼吸するとリラックス効果が期待できます。
ストレッチで血流が改善され、体内に停滞している、
疲労の原因である乳酸が血流に乗って流れ出し、疲労解消が期待できます。

 

3-2.ウォーキング

誰もが手軽に実践できる運動の代表がウォーキングです。
継続的にウォーキングを行うことで、
体力がアップし、疲れにくい体質になります。
また、緑豊かな郊外や自然の中を歩くことで、
メンタルヘルスにも有効に機能します。

 

ウォーキングはルーティン化して継続することが大切です。
無理をせず、心地良いと感じる速度で歩き、
はじめは10分でも20分でもよいので歩くことを習慣化しましょう。
歩くときは手を振り、歩幅を大きくして、
スピードを少しだけ上げて週に3回以上、
1回に30分以上時間をかけて歩くと効果があがります。

 

4.まとめ

疲れたと感じると、ゆっくり休む方が多くいます。
しかし、運動不足が原因で、疲れを感じやすくなっていることがしばしばあります。
なんとなく疲れが抜けないなと感じたときは、
自分に合った運動を無理のない範囲で行いましょう。
運動は疲れた心身を向上させ、疲れにくい体をつくることもできます。

 

そこで、無理のない範囲で継続できる運動の助けになる、
よきアドバイザーが必要です。「空手道誠空会」では、
個人個人に合った最適な運動のアドバイスを提供します。
運動や健康維持の方法などで悩まれたら、ぜひご相談ください。