2024/11/05
運動不足が肌荒れを引き起こす!原因と対策について詳しくご紹介
マスク生活も長くなり、肌トラブルに悩む方は6割以上もいるそうです。
ひとたび肌荒れを起こすと、さまざまな対策を講じても肌荒れが改善しないこともあります。
そんな肌荒れの原因として、運動不足があります。
運動不足が肌荒れに関係していると考えにくいのですが、
今回は両者の関係を詳しく紹介しましょう。
1.そもそも肌荒れの原因は?
私たちの肌は「表皮(ひょうひ)」「真皮(しんぴ)」「皮下組織」からできています。
3層それぞれに機能があって、相互に影響しています。
ここでは、各層の機能と肌荒れが起きる原因を解説しましょう。
1-1.表皮(ひょうひ)
表皮は肌の一番外側にあり、目視できる部分です。
厚さは平均で0.2mm程度、皮膚を構成する3層の中で最も薄い層です。
外的刺激から皮膚を守るバリア機能を果たしています。
みずみずしい滑らかな肌は、表皮に水分と油分がバランスよく保たれている状態です。
表皮内でターンオーバーが正しい周期で行われていると、
古くなった細胞を角質として外に排出します。
定期的な周期でターンオーバーが行われれば、
常に新しい細胞が生み出され、肌荒れは起こりません。
このように、表皮のターンオーバーはたいへん重要です。
1-2.真皮(しんぴ)
真皮は表皮の下にあります。
美しい肌や、肌に潤いや弾力を与えるコラーゲンなどの繊維群からできています。
肌の柔らかさやハリに、皮膚の弾力の源となるでしょう。
真皮にはヒアルロン酸があるため、減少するとしわやたるみにつながります。
また、真皮には毛細血管があるため、表皮へ栄養を送り、
表皮の細胞分裂や新陳代謝を支える務めもしています。
1-3.皮下組織
皮膚の中で一番下部にあるのが皮下組織です。
脂肪を多く含んでいて、皮膚と筋肉や骨をつなぎ合わせる部分です。
強い外圧から筋肉や骨を傷めないようクッション的な役割も果たします。
さえらに、保湿作用もあります。
1-4.正常なターンオーバーで肌荒れを回避
肌荒れを防ぐためには、表皮で繰り返されるターンオーバーの正常化です。
正常なターンオーバーは、約28日周期で行われています。
しかし、紫外線の照射や生活習慣の乱れに加齢など、
さまざまな原因により新陳代謝が悪くなり、周期が乱れます。
運動不足により血行が悪くなると、ターンオーバーの周期が乱れることがあり、
肌荒れが発症することもあるでしょう。
2.運動不足による肌荒れは?
まず、運動が肌に与えるメリットが何かを解説します。
適度な運動をすることで血行が促進され、睡眠の質も向上し、
ストレス解消の効果もあるでしょう。
また、運動をすることで体内に酸素を取り込む機会が増え、
体の隅々まで酸素が運ばれ、同時に栄養素も体の各部分に運ばれます。
その結果、健康なオーバーターンが行われ肌の健康も保てます。
2-1.運動不足はターンオーバーを停滞させることも
運動不足は今までの説明と逆の現象が起こります。
運動不足になると、血流が悪くなります。
血液が身体全体にスムーズに行きわたらないことで、
ターンオーバーも順調に怒らず、新陳代謝が滞り、
皮膚が肌荒れを発症することがあるでしょう。
3.肌荒れを引き起こす運動不足解消方法は
肌荒れを引き起こす運動不足については、
運動不足解消のためにジョギングで何キロも走ったり、
筋トレに励んだりするような、ハードな運動を行うことはありません。
過剰な負荷がかからない適度な運動がおすすめです。
以下で肌荒れ予防に効果が期待できるおすすめの運動を紹介します。
3-1.ウォーキング
血行をよくし、新陳代謝を促進させる有酸素運動として、
ウォーキングがおすすめです。
時間をかけてマイペースで歩き、
酸素をたくさん取り込みながら気持ちよく歩きましょう。
体内に取り込まれた酸素は、血液によって全身にくまなく運ばれ、
代謝を活性化してくれます。
ウォーキングは発汗作用もあり、肌の水分や油分のバランスが保たれ、
新陳代謝も促進され、肌荒れ改善が期待できます。
3-2.ヨガ
ヨガは室内でも行うことができ、ウォーキングのように天候に左右されません。
ヨガは室内でできる有酸素運動です。
ヨガは呼吸方法が重要で、深くゆっくり呼吸をし、
たっぷりと酸素を取り込みながら、さまざまなポーズを決めます。
ヨガは慣れるまでは時間がかかりますが、いったんマスターすると日課にできるでしょう。
ヨガは大きく体を動かしませんが有酸素運動だけに、
血流が改善し新陳代謝も進み、ターンオーバーも正常に機能させます。
4.良質な睡眠は肌荒れ防止効果がある
徹夜明けは肌の不調が気になることがあります。
睡眠不足は運動不足と同じように肌荒れの原因です。
良質な睡眠は、肌が正常にターンオーバーするために必要不可欠な要素です。
とくに、22:00PM〜2:00AMの時間帯は成長ホルモンが分泌され、
新しい細胞を生み出すターンオーバーも盛んに行われています。
良質な睡眠を誘引するために体を動かすことが有効です。
ただし、激しい運動は神経を興奮させ、睡眠の妨害になることもあります。
一方、ウォーキングやヨガなどの軽い運動は、
良質な睡眠を引き出す効果が期待できます。
5.まとめ
運動不足が肌荒れの原因になることを解説しました。
ウォーキングやヨガなどの有酸素運動は血液中の酸素濃度を高め、
体中の血行を良くします。
血行がよくなることで、ターンオーバーも正常になり肌荒れ防止につながるでしょう。
肌荒れ防止に効果がある運動は、ウォーキングやヨガの他にもあります。
そんな、肌荒れに有効となる運動指導を行っているのが「空手道誠空会」です。
肌荒れや運動不足などさまざまな相談についてもお受けさせていただきますので、
まずはお気軽にご相談くださいませ。